カーディフ生命は、2000年の設立以来、団体信用生命保険をはじめとする住宅ローンの保険に強みを持つ保険会社として成長してまいりました。2023年度も、住宅ローンを提供する全国の提携金融機関の皆さまとともに、住宅購入を目指す多くの人々の理想のライフプラン実現を保険で支援し、当社の保険にご加入いただいているお客さまの数は142万人に、保障の総額は23兆円に達しています。皆さまからのご支持、ご支援に心より感謝申し上げます。
2023年は、カーディフ生命にとって、「お客さまに最適な保障を提供し、パートナー企業とともに成長する」というビジョンを掲げた2025年までの中期経営計画の折り返し地点となる重要な1年となりました。
商品開発においては、2023年5月に「がん先進医療特約」を改訂したほか、同年10月には、がんをはじめとする疾病保障付き消費者信用団体生命保険の提供を開始し、住宅以外のローンをご利用になるお客さまにも大きな安心をお届けできるようになりました。2024年6月には、ペアローンを利用して金融機関で住宅ローンをお借入れになる方向けの連生団信の提供を開始しました。近年の住宅市場をとりまく社会・経済的環境の変化を背景に、多様化する住宅購入のスタイルにお応えするための新たな取り組みとして、大変大きな反響をいただいています。
また、必要な保障のご検討から保険金のお支払いに至るまで、デジタルの活用を積極的に推進し、サービス拡充を強化しています。その一例として、住宅ローンをご検討中のお客さま向けの「団信ロボットアドバイザー」の開発・導入や、住宅ローン保険のウェブ申込みサービス「カーディフ団信オンライン」の機能拡充など、お客さまにとってシンプルでわかりやすく、利便性の高いサービスの提供に注力しています。
さらに2023年度中は、当社のビジネスの根幹である「パートナーシップ」を一層深化させる取り組みにも注力しました。提携金融機関の皆さまに向けては、住宅ローン保険の保障内容だけでなく、その意義や価値を深く知っていただき、お客さまに最適な保険を提供いただくための独自の認定制度の導入を開始しました。また、住宅市場における金融機関以外のパートナー企業の皆さまとも積極的に協働し、多様な視点をビジネスに取り入れることで、イノベーションを加速させています。
カーディフ生命の掲げるミッションは「ひとりでも多くの人に保険への扉をひらく」ことです。人々が安心して理想のライフプランを実現できるよう、私たちはあらゆる機会を最大限に活用し、保険を通じて変化する社会やお客さまのニーズにお応えするべく、これからも商品・サービスを進化させてまいります。
カーディフ生命保険株式会社
代表取締役社長
中村 望