日本人の「将来に対する自信」26か国中最下位。お金の活用も消極的 ~人生100年時代。金融商品を賢く活用し、理想の人生プランの実現を~
ローン保険のグローバルリーダーであるBNPパリバ・カーディフは、世界26か国・地域の18歳以上の男女26,000人を対象に「将来プランの実現と保険」に関する意識調査を実施しました。 日本に関しては、将来に自信がある人の割合が26か国・地域中最下位となるなど、将来を不安視する日本人像が浮き彫りとなりました。
2019年11月13日1. 「将来に自信がある」日本人は5割弱。26か国・地域中最下位
2. 世界共通の3大不満は、「年金」、「高齢者介護」、「社会保障」
3. 日本人の「自然災害」への不安は世界でも突出
4. 世界の人々の将来の計画トップ3は、「長期休暇・海外旅行」「家具・家電の購入」「車の購入」。日本人はこれらを計画していると回答した割合がいずれも26か国・地域中最下位
5. 計画を実現するための財源として、世界は「貯蓄」に加え「保険」や「ローン」を活用。日本は「保険」や「ローン」の活用がいずれも26か国・地域中最下位
6. ローン保険※1は家族や財産を守り、安心感を提供。将来プランの実現を後押しする
ローン保険のグローバルリーダーであるBNPパリバ・カーディフ(本社:パリ、CEO:ルノー・デュモラ)は、世界26か国・地域の18歳以上の男女26,000人を対象に「将来プランの実現と保険」に関する意識調査を実施しました。
世界各国における行動様式の変化や保険に対するニーズの把握を目的に実施した本調査では、世界の人々が感じている不安、将来の計画、お金の使い方、保険への期待などが明らかになりました(ご参考:本国発信プレスリリース抄訳)。
特に日本に関しては、将来に自信がある人の割合が26か国・地域中最下位となるなど、将来を不安視する日本人像が浮き彫りとなりました。
※1 ローン保険:ローン契約者が、死亡、病気、ケガなど想定外の事象によってローン返済が困難になった場合に保険金が支払われ、ローンが完済または一部返済される保険。日本の代表的な商品に団体信用生命保険があります。
【日本に関する調査結果サマリー】
1. 「将来に自信がある」日本人は5割弱。26か国・地域中最下位
- 「将来に自信がある」と回答した日本人は48%と、26か国・地域中最下位。
- 「将来に自信がある」と回答した割合が高い国は、ベトナムとインド(96%)、次いで中国(92%)、デンマーク(88%)。
2. 世界共通の3大不満は、「年金」、「高齢者介護」、「社会保障」
- 「年金」「高齢者介護」「社会保障」に満足している日本人は、それぞれ16%、25%、28%※2。
- 世界平均は、「年金(39%)」「社会保障(43%)」「高齢者介護(46%)」であり、これら3項目は世界26か国・地域で共通した不満要素といえる。
※2 「非常に満足」「ある程度満足」と回答した人の割合
3. 日本人の「自然災害」への不安は世界でも突出
- 「予測不能な出来事について、どの程度不安に感じますか」との質問には、77%の日本人が「自然災害」に対して「非常に不安」「ある程度不安」と回答。世界平均(56%)と比較すると顕著な差がみられる。
- 次いで不安に感じているのが、事故(72%)、経済的損失・収入減(71%)。
4. 世界の人々の将来の計画トップ3は、「長期休暇・海外旅行」「家具・家電の購入」「車の購入」。日本人はこれらを計画していると回答した割合がいずれも26か国・地域中最下位
- 将来、実現を予定している計画の世界26か国・地域トップ3は、「長期休暇・海外旅行(80%)」「家具・家電の購入(73%)」「車の購入(69%)」。
- 日本は上記3項目が上位を占めるが、世界平均と比較すると実現意向が低い(それぞれ58%、55%、48%)。
5. 計画を実現するための財源として、世界は「貯蓄」に加え「保険」や「ローン」を活用。日本は「保険」や「ローン」の活用がいずれも26か国・地域中最下位
- 計画を実現するための財源は、日本人は「貯蓄(61%)」を選んだ割合が最も多く、「保険」や「ローン」はいずれも26か国・地域中最下位。一方、「とくに何もしない」は23%で、26か国・地域中最多。
- 日本人のローン利用経験は世界平均より低く、住宅購入での利用が37%(世界平均51%)、車の購入が31%(同44%)、家具・家電の購入が11%(同30%)。
6. ローン保険は家族や財産を守り、安心感を提供。将来プランの実現を後押しする
- 日本人の79%が、ローン保険を「必須」「役立つ」と回答。
- ローン保険の効果としては、「家族を守ることができる(70%)」、「財産を守ることができる(69%)」、「安心感が得られる(68%)」が上位を占める。
~ エコノミストの見解 ~
BNPパリバ証券株式会社 経済調査本部長 チーフエコノミスト 河野 龍太郎
本アンケートでは、日本の人々は将来に対する自信を欠き、世界の人々に比べて将来の高額支出をあまり計画していないという、やや寂しい回答が集まりました。控えめな国民性や、豊かで耐久財の普及率が既に高いこと、長期休暇を取りにくい社会制度なども、アンケート結果に影響しているのかもしれません。ただ、そうした将来の支出計画を実現するための財源が「貯蓄」一辺倒というのは、やはり気にかかります。金融商品は、消費のタイミングに柔軟性を持たせ、リスクヘッジも可能にします。貯蓄だけでなく、ローンや保険、また、ローン保険などを組み合わせることにより、日本の人々の選択肢が広がり、豊かで満足度の高い消費が可能になると思われます。
【調査概要】
1. 調査の方法: インターネット調査
2. 調査の対象: 世界26か国・地域18歳以上の男女(年齢の上限は国によって異なる。日本は55歳)
3. 調査国・地域:日本、フランス、英国、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダ、デンマーク、スウェーデン、チェコ、ポーランド、トルコ、ロシア、ブラジル、チリ、アルゼンチン、ペルー、メキシコ、コロンビア、韓国、台湾、中国、ベトナム、インド
4. 有効回答数: 26,000名
5. 調査実施日: 2019年4月3日~29日
6. 調査会社: Ipsos(フランス)
<本件に関するお問合わせ先>
カーディフ生命保険会社 お客さま相談室 TEL:03-6415-8275
受付時間9:00~18:00 (月曜日~金曜日、祝日・年末年始を除く)
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